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アメリカの内部告発例

 友人の日系3世サムさんからのメールで、最近のアメリカ内部告発例が送られてきました。内容は、元従業員が、不正を暴露。その不正とは、なんと自動車のチューンアップ工場チェーンで消費者に、予定外の保守作業を勧め、料金を受け取りながらその保守をやっていなかったというもの。3大ネットワークの1つNBCに告発したため、隠しカメラで事実を暴かれ、全国ネットに放映されてしまいました。
 クリップの内容は以下の通り。

1. NBCが隠しカメラを2台、自動車にセット。燃料フィルターの交換を勧められたが、あらかじめ古いフィルターには数字の4をマジックで書いてあった。
2.修理工 Leo に、自分が交換を勧めているビデオと、交換がなされなかった映像を見せると、あわてて上司に連絡。
3.別の工場では、変速系のオイル交換を勧められるも、肝心の交換機械 T-Tech は使われず、変速系に触れる修理工もいなかった。Anthony を問い詰めると、上司に聞いてくれと言われた。他の3工場でも同じ不正が繰り返された。
4.計9つの中、5つもの工場でこのような不正があった。
5.前述上司を追い詰め、問いただすとついに観念、『カメラを止めて欲しい』で、映像終了。
6.後日、当該チェーンから『十分調査の上、再発防止を行なう』と弁明。

 いつまで見れるかわかりませんが、映像のリンクは以下です。
ビデオクリップを見る

 5つの工場は、いずれもロサンゼルス郊外。ロサンゼルスは、最大の日本人コミュニティを持つ全米第2の都市。緯度では、およそ山口県くらい。失敗学会米国支部を務めるサイドローズ社のあるシリコンバレーは福島県くらい。ニューヨーク市は、青森辺りです。以下に緯度・縮尺をそのままに、日本とカルフォルニアを並べてみたので、参考にしてください。

JapanCalifornia.gif

(飯野謙次)



四方山話
 サムさんは、サン・マイクロシステムに勤める日系三世さん。飲み屋やレストランでよく会う。カルフォルニア州在住の駐在員、学生等の長期滞在者は 6万2千人、永住者は 3万7千人、合わせて 10万人弱である(2005年10月)。ただし、この中には、サムさんのような帰化した人は含まれず、帰化した人は1990年当時、32万人であった。この32万人には、第2次世界大戦当時、米国籍を持ちながら、日本生まれということで財産を剥奪され、収容所に入れられた人たちもいた。


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プロフィール:非営利活動法人失敗学会

生産活動には、事故や失敗は付き物だ。これら、事故や失敗は小さなものから、経済的損失につながるもの、負傷を伴う大きなもの、さらに多数の死傷者を出す大規模なものまである。「失敗学」は、こういった事故や失敗発生の原因を解明する。さらに、経済的打撃を起こしたり、人命に関わったりするような事故・失敗を未然に防ぐ方策を提供する学問である。非営利活動法人失敗学会は、広く社会一般に対して失敗原因の解明および防止に関する事業を行い、社会一般に寄与することを目的とする。この目的を達成するため、社会教育の推進を図る特定非営利活動を行っている。

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