
NPO失敗学会では、2008年7月19日(土)、第5回大阪夏の大会を開催します。
場所: 大阪産業創造館
参加費: 一般6000円
大澤勲、大阪分科会長挨拶
第5回大阪夏の大会開催に当たって
事故や失敗の当事者、あるいはその関係者や周りの人。そういった人の生の声を実際に聞き、 そこから何かを学ぼうと手探りで始めた大阪夏の大会も、今年で5回目を迎えることができました。
今回も大阪分科会メンバーの活躍により、 またとない素晴らしい講演を聞く機会をこうして御用意することができました。参加される皆様も、 これら講演をじかに聞き、また一歩、社会により貢献できる者として進歩する喜びを感じていただければ幸いです。
【スケジュール】
10:00 『開会のあいさつ』大阪分科会長 大澤 勲、失創研究所・代表
10:10 『プラントエンジニアリングにおける失敗とその克服』 高橋良之
11:40 休憩
12:30 『失敗のない人生は失敗だ!』 昇 幹夫
13:35 『ミートホープ事件を顧みて』 赤羽喜六
14:55 休憩
15:10 『幾多の失敗から生まれた、日本初のビジネスモデル!』 渡邊陽一
16:15 『福知山線事故考察』 飯野謙次
16:50 総括
17:00 終了
17:30 懇親会(近くの居酒屋:参加費3,000円程度)
プラントエンジニアリングにおける失敗とその克服
高橋 良之(たかはし・ともゆき)、日揮プロジェクトサービス(株)・顧問
21世紀に入り、プラントビジネスを取り巻く環境、事業主からの要求条件が一層厳しくなり、 採算性の悪化、納期の遅延、働く環境がより悪い方向に移行しつつある。
その要因には多々あるが、特にコストの圧縮、納期の短縮、人材(経験者を含む)の不足、 設計からの要求条件(健康、安全、公害等)の厳しさ等があり、そのため失敗(変更、リサイクル作業を含む)が多発している。 これらの失敗の要因と失敗をより削減するためのポイントを紹介する。
失敗のない人生は失敗だ!
昇 幹夫(のぼり・みきお)、日本笑い学会・副会長
まじめな人は二元論で考える。正しいか正しくないか、成功か失敗かと考える。 成功した人は成功するまで失敗をくりかえした人のこと。失敗と考えるから悩む。 こうしたらこうなるねという体験という財産をひとつ手に入れたと考えればいい。 雨がふるとお弁当屋さんは売上が落ちるのでがっかりするけど、傘やは万歳と叫ぶ。 雨は何の関係もない。つまりはこちらの受け止め方の問題。ガンになった、人生の大失敗? 本当にそうでしょうか。ガンになったおかげで人生が変わったという非まじめな発想をまじめな皆さんにお伝えしたい。
ミートホープ事件を顧みて
赤羽喜六(あかはね・きろく)、元ミートホープ社常務
ミートホープ事件の内部告発をした当事者の赤羽さん。 きちんと真実を皆さんにお伝えしたいとのことで今回の講演が実現した。 そもそもミートホープの食肉偽装はいつ始まり、なぜ起こされたのか?
内部告発の難しさは、告発までの苦悩とタイミング、そしてそれに伴い起こる犠牲などにあるという同氏。 監督官庁の放置や怠慢と責任についても解説し、改めるべきところは改めるような世の中にしたいとの気概を直に感じていただきたい。
幾多の失敗から生まれた、日本初のビジネスモデル!
渡邊陽一(わたなべ・よういち)、(株)ペルソン・代表取締役社長
27歳の若さである会社役員に就任するもあえなく倒産。 28歳の時に現会社を設立し、あれこれと果敢に挑戦するも、これといった事業に巡り会うことなく赤字ばかりが膨らんでいった。 そんな苦い経験をさんざん積んだ末、ようやく商売の本質が見えた。 そして「講演依頼ドットコム」というビジネスモデルと巡り会うことができた。
自らの失敗経験から学んだその商売の本質とは何か。 ベンチャーを志しながら迷いを払拭できない人には、押すか引くか、その決断を迫る講演となるかも知れない。
福知山線事故考察
飯野謙次(いいの・けんじ)、SYDROSE LP, General Partner、失敗学会副会長
福知山線脱線事故から3年が経った。営利目的も、 そのやり方を間違えると社会に多大な被害を及ぼすことを学んだ。 日勤教育も原因の一つとされたが、その根底には精神論に頼る日本の伝統的問題解決の錯誤がある。 そして、私たちはまだまだそれから脱却しきれていない。ATS?Pの設置により、 同じような事故の再発は防げるかのようである。しかし、技術的にもっと根本的な問題がこの事故には潜んでいる。 改めてこの事故を考察する。





