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Planet EYE 北海道から世界に通用する小型衛星の開発物語

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2007年03月 アーカイブ

2007年03月05日

読書メモ(食品分析学)

書 名:食品分析学
著 書:松本 清 編
出版社:培風館


葉もの野菜の鮮度を数値化する『鮮度アシスト』を開発したところ、鮮度値と栄養と関係はどうなのかという問い合わせが増えたことから、食品分野の勉強もしなければならなくなった。

第2章に赤外スペクトル分析によるうるち米の品種分類法の紹介が書かれていた。もっと早く本書を読んでいれば卒業論文で炊飯後の米をハイパーで分類する研究をやったS木君に紹介できただろうに。

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スーパーマーケット・トレード・ショーへの出展

先週、東京ビッグサイトでスーパーマーケット・トレード・ショーという7万人規模の展示会があり、そこに宇宙技術のスピンオフ商品である『鮮度アシスト』を出展した。
日を追うごとにどんどんブースを訪れる人が増え、大変盛況であった。

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2007年03月08日

東京出張

今日は13時30分からUSEFで小型衛星に関する報告会があったので10時のスカイマークで東京に入った。

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2007年03月09日

本日の出来事

午前中はエバ・ジャパンの野呂社長と○洋銀行で融資担当の方に鮮度アシストの販売状況を報告した。鮮度アシストはこの10日間でNHK国際放送、種苗新聞、日経レストラン、空調タイムスなどに取り上げられている。来週の火曜日から始まる東京ビッグサイトのフードケータリングショーにも出展する予定だ。

最近のプレス情報: http://www.hokkaido-sat.jp/report.html 
フードケータリングショー: http://www.jma.or.jp/hcj/ 

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2007年03月11日

鮮度アシストの記事の紹介

最近掲載された鮮度アシストの記事を幾つか紹介する。


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日経レストラン 2007年3月号  123頁


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2007年03月12日

『ハイパースペクトル技術の可能性』

今日から『ハイパースペクトル技術の可能性』を連載する。

1.宇宙開発のスピンオフとしてのハイパースペクトル技術

 2003年4月に北海道内の有志と共に北海道衛星という農業リモートセンシング衛星の打ち上げを旗印に立ち上げた時からスタートした。このプロジェクトの目的は民主導の新しい宇宙産業の創出を目的とする事業であり、『宇宙産業創造プロジェクト』と命名されている。宇宙産業創造プロジェクトは21世紀以降の宇宙時代を迎えるための準備として位置づけられている。小型衛星の開発だけではなく、それと同時進行で衛星プロジェクトに必要となる資金確保のためにスピンオフ事業を立ち上げている点が、国内の他の小型衛星プロジェクトとは大きく異なっている。2006年9月23日に打ち上げられた北海道初の超小型衛星『HIT-SAT』の成功は本プロジェクト実現に向けての大きな弾みとなった。 

 北海道衛星1号機にはハイパースペクトルカメラという特殊な分光カメラが搭載される。2003年から北海道工業大学と道内企業との共同研究により開発に着手し、2004年5月に製品化に成功した。ハイパースペクトルカメラはリモートセンシング以外の分野、例えば農業、食品、自動車業界(ITS)、化粧品、医療、バイオなど幅広い分野での応用が可能であり、ハイパースペクトル技術を軸として分野横断的に新しい学問体系を構築できる可能性がある。

このような観点からスペクトル技術が応用可能な研究事例を集め、ハイパースペクトル技術の全体像を俯瞰することにする。


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2007年03月13日

『ハイパースペクトル技術の可能性』 3.衛星搭載用ハイパースペクトルセンサー

3.衛星搭載用ハイパースペクトルセンサー

3-1 リモートセンシング用ハイパースペクトルセンサー

 人工衛星に搭載するハイパースペクトル技術は従来のASTER、LANDSAT等の、マルチスペクトルセンサーと比較して波長分解能が細かく、多くのスペクトル情報を提供できることから、植生の活性度測定による農業分野で応用、資源探査、汚染状況監視等多くの分野で期待されている。この技術は経済産業省の宇宙分野での戦略マップにおいても重要項目として取り上げられている。

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図3-1 経済産業省 技術戦略マップ(分野別技術ロードマップ)


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フード・ケータリングショー

今日から4日間、東京ビッグサイトでフード・ケータリングショーという10万人規模の展示会が始まった。私達はここに宇宙開発のスピンオフ商品『鮮度アシスト』とハイパースペクトルカメラ『Cosmos EYE』を出展した。

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ブースの様子1

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2007年03月14日

『ハイパースペクトル技術の可能性』 4.農業分野への応用

4.農業分野への応用

農業にスペクトル技術を応用した研究は主に北海道を中心にコメや麦で1980年代後半から行われてきた。農業リモートセンシングの分野では正規化植生指数(NDVI)と呼ばれる指標が植物の活性度(光合成能力)を反映していることが経験的に知られている。
農業リモートセンシングでは、基礎データとしてまず圃場に植えられている葉の先端部のスペクトルデータを採取し、その位置でのタンパク含有量や収穫量などをサンプリング的に測定し、衛星画像から得られるNDVI値との相関を求めておく。その関係式を全画像に適用することにより、コメであればタンパクマップを、小麦の場合には収穫予測マップを作成する。人工衛星にはフランスのSPOTやアメリカのIKONOS、最近ではQuick Birdなどが使われている。


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メッセ会場からの報告

今日は午前中にエバ・ジャパン(東京都港区高輪)で野呂さんとハイパースペクトル応用学会の東京事務局開設についての打ち合わせを行った。

私達は昨日から東京ビッグサイトのフード・ケータリングショーという展示会に鮮度アシストとハイパースペクトルカメラを出展している。
東京ビッグサイトには品川で昼食をとった後、午後1時過ぎに行ってみた。加美さんのお話によれば、今日のブース訪問者は非常に熱心に鮮度アシストの話を聞いてくれる人が多かったという。

--------------- 本日の成果 ---------------
ブース訪問者数: 600名以上
購入の検討者数: 50名弱
その他    : 製造ロッド単位での購入希望社が現われた
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ブースの様子1

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2007年03月15日

読書メモ(レーザー応用光学)

書 名:レーザー応用光学
著 書:小原 實  神成 文彦  佐藤 俊一
出版社:共立出版株式会社


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『ハイパースペクトル技術の可能性』 5.食品分野への応用

5.食品分野への応用

食品の特徴的なスペクトルは主に近赤外域に現れることが知られている。近赤外法は1960年代に米国において盛んに研究された穀類の非破壊技術に関連して発展した技術である。当初、同法に関する研究は穀類を対象として水分、たんぱく質、脂質などの主要成分の迅速成分測定に関するものが主であったが、計測装置(ハード)及び解析方法(ソフト)の発展に伴い、測定対象品目は飲料、加工食品、青果物など色々な食品の他に、測定対象成分も主要成分の他、塩分、繊維、灰分、残留薬品など多様なものへと拡大した。

 近年、わが国の食文化は多様化する一方で、一般の消費者は、青果物、及び畜産物などの食に対する安全性に強い関心を持っている。とりわけ食材の鮮度や味覚情報、可視化あるいは数値化して簡単に知ることが強く望まれてきている。また、消費者においては品質管理や食品としての安全性の確認のみならず。生産および流通技術面で鮮度や風味などに関する情報を生かすことも必要になってくる。

 北海道工業大学の佐鳥研究室では、ハイパースペクトルカメラ(HSC)を利用した非破壊測定による分光スペクトルを用いて物理的な測定から、生鮮食品の鮮度評価を行っている。HSCを用いることにより、見た目に違いがなくても、数値的に判断することで食の安全・安心の客観的指標を与え、食品を等級化できるという利点につながる。


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図5?1 キュウリのハイパースペクトル画像(擬似RGB表示)

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本日のメッセの報告

今日は海外からの訪問者が多かった。

--------------- 本日の成果 ----------------------------
ブース訪問者数: 600名以上
購入の検討者数: 50名程度
その他    : ハイパースペクトルカメラ購入希望者が現われた。
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2007年03月17日

『ハイパースペクトル技術の可能性』 6.防災分野への応用

流木は暴風雨が発生したときには大量の橋げたを破壊する原因となることから、早期発見が望まれている。ハイパースペクトルを利用することにより、人工衛星画像から上流にある流木を発見したカナダの事例をした図6-1に示す。

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図6-1 ハイパースペクトル技術による流木被害予測(カナダ)

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2007年03月19日

『ハイパースペクトル技術の可能性』 7.環境分野への応用

7.環境分野への応用

近年の異常気象は化石燃料の大量消費による大気中のCO2等の濃度増加は紛れもない事実であり、温室効果ガスの排出抑制の具体的な行動を定めたものが「京都議定書」である。ここでは先進国の温室効果ガス排出の抑制義務が国ごとに定められた。京都議定書では国内努力による削減に加え、より柔軟な発想で世界全体の削減を進めようというスキームが用意された(京都メカニズム)。その一つが排出権取引である。アナリストによればこの市場は2010年までに3兆円規模に達すると予想されている。

このような時代的ニーズにより、衛星からの森林を撮影したスペクトル画像を解析し、単位面積当たりのCO2固定量を算出する研究が電力会社などで行われてきた。(財)電力中央研究所ではタイのトラート州にあるマングローブの森林の衛星画像から葉面積指数(LAI)を測定し、CO2吸収量を評価する実験を行っている。解析例を図7-1に示す。最近の事例では、文部科学省「人・自然・地球共生プロジェクト」の一環として、温暖化予測「日本モデル」作成のために、陸域生態系を地上観測から人工衛星によるリモートセンシングまで広範囲に観測する研究を進めている。

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図7?1 人工衛星画像を利用したCO2吸収量の評価例

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2007年03月22日

『ハイパースペクトル技術の可能性』 8.バイオ分野への応用

8.バイオ分野への応用

バイオ分野では遺伝子操作した変異株の同定技術としてハイパースペクトル技術が期待されている。一般に突然変異株を探す作業は数万点の株の中から探すという非常に手間のかかる作業ではあるが、ハイパースペクトル技術を用いて突然変異株に特有な性質を可視化すれば一度に数十以上の検査が可能となる。マルチスペクトルではあるが、変異株を分離した研究例を図8?1に示す。


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2007年03月24日

精神発達理論

今回の帰省に伴い、父が1985年頃から研究している精神発達曲の理論の定式化を手伝うことになっていた。

父が考案した精神発達理論には2つのポイントがある。
(1)精神発達には能力(学習能力、知力、哲学的考など)に応じたピークが存在すること。
(2)ある才能が発揮された年齢をTとすると、それに0.8を乗じた年齢にその人の人生の転機が存在する。


参考書: 「生きる力を育てる―若き教師のために」

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2007年03月25日

『ハイパースペクトル技術の可能性』  9.その他の分野への応用

9.その他の分野への応用

 赤外領域のスペクトル分析を応用すれば建築分野におけるコンクリートの劣化(中性化)を非破壊的に検出することが可能である。東京大学の安岡研究室の研究事例を図9?1に示す。現在のリフォーム業界では、コンクリートの内部剥離が起こると壁の表面分布の熱伝導に変化が生じることに着目し、赤外線カメラを用いた赤外線サーモグラフィーによる壁の温度分布のモニタリングが行われている。図9?1の技術はリフォームだけではなく、トンネル内壁の欠陥検査や橋桁の検査など土木・建築分野全般への応用が期待できる。

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2007年03月28日

読書メモ(恐るべき旅・・・火星探査機「のぞみ」のたどった12年)

書 名: 『恐るべき旅・・・火星探査機「のぞみ」のたどった12年』
著者名: 松浦 晋也
出版社: 朝日ソノラマ


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この本には面白い表現が多数あったので、その幾つかを紹介する。

1.宇宙研のプロジェクト管理方式

・宇宙研の管理方法の根幹にあるのは、「頻繁に顔を合わせ、普段から意志の疎通を良くし、できるものが自発的にできることを行い、余分な文書を最小限にする」ということだ。

・この方式はモチベーションを持つ少人数が計画に参加する場合に絶大の威力を発揮する。


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2月度の宇宙産業創造プロジェクトの活動報告

1、2月の動き

2月2日 T社打ち合わせ(札幌)
2月12日 エバ・ジャパン野呂氏打ち合わせ(札幌)
2月13日 N財団Y氏M氏打ち合わせ(札幌)
     総務省T氏打ち合わせ(札幌)
「宇宙関連情報060914」配信
2月14日 HIT N氏打ち合わせ(札幌)
     S技研打ち合わせ(札幌)
2月16日 RSコンポーネンツ取材(札幌)
2月20日 USEF打ち合わせ(東京)
2月21日 ATF(株) H氏打ち合わせ(札幌)
2月22日 「宇宙関連情報060919」配信

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3月度の宇宙産業創造プロジェクトの活動報告

1、3月の動き

2月28日-3月2日 
スーパーマーケット・トレードショー(東京ビッグサイト)
「鮮度アシスト」「Cosmos EYE」出展
3月2日 JAXA U氏打ち合わせ(東京) 
3月5日 「宇宙関連情報060929」配信
3月7日 HIT N氏打ち合わせ(札幌)     
3月8日 USEFマイクロ衛星専門委員会(東京)
     (株)ATF M氏、S鉄工モジュール取り付け作業(滝川)
3月9日 H銀行打ち合わせ
     T研究所共同研究報告(札幌)
     N社打ち合わせ(札幌)
     産総研 N氏、S鉄工打ち合わせ(滝川)
3月13日-3月16日
 フード・ケータリングショー(東京ビッグサイト)
「鮮度アシスト」「Cosmos EYE」出展
3月13日 「宇宙関連情報061004」配信
3月14日 エバ・ジャパン「ハイパースペクトル応用学会東京事務局開設」打ち合わせ
3月15日 総務省「超小型衛星の周波数調整の説明会」(東京UNISEC事務所)
3月18日 N社H氏M社M氏打ち合わせ(札幌)
3月19日 JAXA H氏打ち合わせ(札幌)
     北方圏衛星利活用推進シンポジウム「北海道衛星の取り組み」
3月20日 HIT N氏経済産業省I氏打ち合わせ(札幌)


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プロフィール:佐鳥 新

北海道工業大学 電気電子工学科 助教授、北海道衛星株式会社 代表取締役社長、NPO法人宇宙空間産業研究会 理事長、有限会社Catch the Dreams 代表取締役、有限会社先端技術研究所
東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻にて博士課程取得後、宇宙科学研究所(現JAXA)の助手となる。大学院時代から宇宙科学研究所にて小惑星探査衛星「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンや次世代推進として期待される反物質推進に関する研究を行った。当時の所長が道工大に赴任したこともあり、1998年10月から北海道に移る。1998年に有限会社先端技術研究所を設立しマイクロ波エンジンの開発に着手し、2004年3月に完成させた。2003年4月から福島氏と共に北海道衛星プロジェクトを立ち上げ現在に至る。

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