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Planet EYE 北海道から世界に通用する小型衛星の開発物語

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2008年07月 アーカイブ

2008年07月01日

読書メモ(水素プラズマ エネルギー革命)

本書の第2章では現在行われている様々な燃料電池の研究を要約し、最後に「これまで燃料電池時代が無理なくやってくることを紹介した。しかし、しょせん化石燃料を少し効率よく燃やすだけであって、本質的な問題解決になっていないとの指摘があろう。しからば、原子力発電、熱核融合に期待をかけることができるのだろうか。」と結んでいる。私はこの視点はとても正しいと思う。今日のNHKの朝のニュースで「このシステムはメタンガスを燃料にすることにより二酸化炭素発生量を30%減らすことができます(だから地球温暖化防止に役立ちます)」と女性のアナウンサーが話していたが、この方はメタンガスそのものが二酸化炭素の数十倍の地球温暖化を引き起こすことをご存知なのだろうか? つまり、製造プラントそのものに対して機密性の高さと生成ガスの制御性が要求される訳であり、そこを克服できるかどうかが技術革新を進める上での最大のポイントになる筈なのだ。第7章以降で紹介されるブラックライト・プロセスの成否はよくわからなかったが、しかし、このような観点から本書を読むと面白いと思う。
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書 名: 水素プラズマ エネルギー革命
執筆者: 山本 寛
出版社: 工学社

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2008年07月02日

読書メモ(固体内核反応研究)

1989年に常温核融合が湯他大学の研究者らによって発表された。この画期的な発見に世界中の学者が追試を試み、マスコミの報道も過熱気味だった。ところが、多くの追試にもかかわらず、その現象は確認されなかった。そして多くの研究者はその研究から手を引き、マスコミも常温核融合を疑似科学扱いしだした。

このような劣悪の環境にもかかわらず、研究を続けた研究者たちが日本にいて、ついに常温核融合がミクロの現象であることを突き止めることに成功した。

つまり、この現象は単純な水素の核融合などではなく、金属固体が核反応装置となって、核融合や核分裂などのか「核変換」を行っていたのだ。

この現象は比較的少ない外部エネルギーで起き、多様な元素や同位体を生じると共に、大量の熱を発生する。また、現象を起こす金属も、ニッケル、チタン、タングステン、パラジウム、白金、金など多様であることがわかってきた。

この事実は、当初言われたような機構で発生するものでないにせよ、非常に多くの応用を期待させるものである。

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書 名: 固体内核反応研究
執筆者: 高橋亮人 沼田博雄 山田弘 岩村康弘 大森唯義 水野忠彦 秋本正
出版社: 工学社

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2008年07月05日

読書メモ(画像認識システム学)

主として工業用ロボットの画像認識について書かれている。行列を殆んど使わずに、実際の計算(数字の動き)を忠実に再現して見せていることが本書の特徴といえる。
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書 名: 画像認識システム学
執筆者: 大崎紘一  神代充  宗澤良臣  梶原康博
出版社: 共立出版

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2008年07月09日

「はやぶさ」カウントダウン

小惑星探査衛星『はやぶさ』(MUSES-C)がようやく地球に戻ってくる。
実は私もこの『はやぶさ』のメインエンジンであるイオンエンジンの開発に携わっていたことがあるので、感慨深いものがある。


以下、JAXAのプレスリリースより抜粋
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探査機「はやぶさ」が2003年5月に地球を出発して5年以上、小惑星イトカワを出発してからも2年半以上がたちました。イトカワ近傍滞在中に、「はやぶさ」が観測したデータから、小惑星イトカワに関するさまざまなことが分かりましたが、「はやぶさ」は与えられたすべての使命をまっとうしたわけではありません。イトカワ表面で採取された物質を収納した、地球帰還カプセルを地球に送り届ける、「はやぶさ」に与えられた最後の使命が残っています。

 皆さんご存知のように、「はやぶさ」は小惑星離脱前のトラブルで、地球帰還の日を3年延期しました。現在も「はやぶさ」は満身創痍の状態ですが、今年5月には地球から一番遠い地点を無事通過しました。太陽をあと1周半して地球に戻る予定です。現在の予定では、「はやぶさ」の地球帰還は2010年6月となっていて、残り2年をきっています。

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2008年07月13日

読書メモ(一般相対性理論)

回転型ブラックホールの厳密解で有名な「Kerr解」の導出が非常に詳しく書かれている。数式の使い方に著者特有の切れ味があり、明快で面白い本といえる。

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書 名: 一般相対性理論
執筆者: 内山 龍雄 著
出版社: 裳華房

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2008年07月14日

読書メモ(ブラックホールと高エネルギー現象)

ブラックホールは電波、光・赤外、X線などの観測、さらには数値計算の急速な進歩に伴い、想像上の産物から実在する特異天体としてその存在が確立された。本書ではブラックホール研究の生き生きとした研究の現状に触れている。ブラックホールの前駆天体ともいうべき、白色矮星や中性子星にも言及している。これらも常識を外れた強重力天体であり、総称して高密度天体、あるいはコンパクト天体という。この強重力天体に共通しているのは高エネルギー現象であり、その分野を高エネルギー天文学という。本書では、X線による高エネルギー現象のみならず、宇宙線やニュートリノなどを手段とした粒子線天文学、更には未開拓ともいえる重力波天文学にも触れている。
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書 名: ブラックホールと高エネルギー現象
執筆者: 小山 勝二  嶺重 慎
出版社: 日本評論社

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2008年07月15日

読書メモ(宇宙論II)

本書は「観測的宇宙論」という分野について書かれている。遠くの天体ほど速い速度でお互いに離れていくというハッブルの法則に始まり、最近COBE衛星で発見された2.7ケウルビンの宇宙の背景放射(ビッグバンのなごりの熱)に10マイクロケルビンのオーダーの温度ゆらぎなど最近の観測結果にも触れている。
後半ではビッグバンで生成された星間物質から私たちの銀河系が成長するプロセスについて論じられている。
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書 名: 宇宙論II
執筆者: 二間瀬 敏史  池内 了 他
出版社: 日本評論社

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2008年07月18日

読書メモ(多様体入門)

幾何学を一般化した概念を数学では多様体(たようたい)という。
微分幾何学の基礎となる重要な分野である。学部の3年前期ぐらいの知識があれば読めると思う。

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書 名: 多様体入門
執筆者: 松島 与三 著
出版社: 裳華房

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2008年07月31日

宇宙ステーションの利用料金

JAXAから宇宙ステーションの利用料金が発表されたので紹介する。
宇宙飛行士に1時間仕事をしてもらうと500万もかかるそうだ。


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2008-07-24 宇宙施設「きぼう」での作業、最低時給は500万円

 日本の有人宇宙施設「きぼう」で宇宙飛行士に作業してもらう場合、1時間の料金は最低500万円。宇宙航空研究開発機構は「きぼう」を民間事業者などが利用するときの最低料金を決め、23日の宇宙開発委員会に報告した。

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プロフィール:佐鳥 新

北海道工業大学 電気電子工学科 助教授、北海道衛星株式会社 代表取締役社長、NPO法人宇宙空間産業研究会 理事長、有限会社Catch the Dreams 代表取締役、有限会社先端技術研究所
東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻にて博士課程取得後、宇宙科学研究所(現JAXA)の助手となる。大学院時代から宇宙科学研究所にて小惑星探査衛星「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンや次世代推進として期待される反物質推進に関する研究を行った。当時の所長が道工大に赴任したこともあり、1998年10月から北海道に移る。1998年に有限会社先端技術研究所を設立しマイクロ波エンジンの開発に着手し、2004年3月に完成させた。2003年4月から福島氏と共に北海道衛星プロジェクトを立ち上げ現在に至る。

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