読書メモ(水素プラズマ エネルギー革命)
本書の第2章では現在行われている様々な燃料電池の研究を要約し、最後に「これまで燃料電池時代が無理なくやってくることを紹介した。しかし、しょせん化石燃料を少し効率よく燃やすだけであって、本質的な問題解決になっていないとの指摘があろう。しからば、原子力発電、熱核融合に期待をかけることができるのだろうか。」と結んでいる。私はこの視点はとても正しいと思う。今日のNHKの朝のニュースで「このシステムはメタンガスを燃料にすることにより二酸化炭素発生量を30%減らすことができます(だから地球温暖化防止に役立ちます)」と女性のアナウンサーが話していたが、この方はメタンガスそのものが二酸化炭素の数十倍の地球温暖化を引き起こすことをご存知なのだろうか? つまり、製造プラントそのものに対して機密性の高さと生成ガスの制御性が要求される訳であり、そこを克服できるかどうかが技術革新を進める上での最大のポイントになる筈なのだ。第7章以降で紹介されるブラックライト・プロセスの成否はよくわからなかったが、しかし、このような観点から本書を読むと面白いと思う。
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書 名: 水素プラズマ エネルギー革命
執筆者: 山本 寛
出版社: 工学社

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