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Planet EYE 北海道から世界に通用する小型衛星の開発物語

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2008年08月17日 アーカイブ

2008年08月17日

精神発達に関する研究(2)

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『精神や思考の成熟に見られる臨界期の法則』

 初等理科教育研究所
 佐鳥毅
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2.臨界点

1973年、オーストリアの動物行動学者コンラート・ローレンツは、孵化直後のハイイロガンの雛を観察し、「刷り込み」を発見してノーベル賞医学生理学賞を受賞した。臨界期学習の存在は動物行動学者によって確認されていたのである。
一方、脳科学者は約50年前から学習、記憶の基礎過程・臨界期の神経回路網の研究を地道に続けてきた。その研究成果は少しずつ見えてきた。産組研の仁木和久は瞬時記憶に海馬傍回が関与することを発見した。また、瞬時記憶の臨界期は3歳から4歳頃までと述べている。(注3) 利根川進は子育て体験を基に母音のRとLを識別する臨界期は3歳前だと述べている。(注4) 理研の津本忠義は前頭連合野の臨界期は8歳頃から15歳頃までだと述べている。(注5)
脳科学者にはfMRIや多電極法など観測機器を用いて研究を進めている方が多い。心の変化やイメージの動きのメカニズムは遺伝子と環境因子の関わりを調べなければわからないだろう。
著者は子どもの思考や行動の親則性をエソロジー的な発想で調べているうちに、知情意のトータルな脳ネットワークの臨界期は、ヒトセンサーの方が機器より敏感なこと、人間とコンピューターでは得意な分野が異なることに気がついた。発達や思考の親則性についての知見は旧態依然としており、数千年前の知見とあまり変わりがないように思われる。加えて最近の苦い研究者は、ピアジェ、ワロン、ゲイゴツキーをはじめ、孔子の教えやカントの考え方を時代遅れだと決めつけるなど、「温故知新」の精神を軽視しがちである。


図3 二点延長法の交点

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プロフィール:佐鳥 新

北海道工業大学 電気電子工学科 助教授、北海道衛星株式会社 代表取締役社長、NPO法人宇宙空間産業研究会 理事長、有限会社Catch the Dreams 代表取締役、有限会社先端技術研究所
東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻にて博士課程取得後、宇宙科学研究所(現JAXA)の助手となる。大学院時代から宇宙科学研究所にて小惑星探査衛星「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンや次世代推進として期待される反物質推進に関する研究を行った。当時の所長が道工大に赴任したこともあり、1998年10月から北海道に移る。1998年に有限会社先端技術研究所を設立しマイクロ波エンジンの開発に着手し、2004年3月に完成させた。2003年4月から福島氏と共に北海道衛星プロジェクトを立ち上げ現在に至る。

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