設計製造.com
Planet EYE 北海道から世界に通用する小型衛星の開発物語

« 鶏卵(白)のスペクトル変化とHU(ハウユニット)との関係 | メイン | 読書メモ(幾何学概論(石原繁)) »

読書メモ(常温核融合)

高温高圧で起る熱核融合の常識から、低温で起りうる核変換(常温核融合)とのギャップから生まれたドラマといって良いだろう。従来の学説をそのまま信じるのか、それとも目の前の事実を受け入れて自ら考えるのかという立場の違いが顕著に現れたのである。研究者としての人生観に迫るところもあり、興味深い書籍として紹介する。

----------------------------------
書 名: 常温核融合
執筆者: 水野 忠彦
出版社: 工学社

%E5%B8%B8%E6%B8%A9%E6%A0%B8%E8%9E%8D%E5%90%88100.jpg

----------------------------------

第1章 「常温核融合」のはじまり(1989年3月)
・ケキュウスタートの問題点 1989年
・原子力 1967年
・北大 1968年
・おかしな発熱 1978年
・不思議なガンマ線の検出 1981年
・常温核融合の追試実験 1989年
・中性子の測定 1989年
・初の追試実験、地下室での中性子測定 1989年
・混沌 1989年
・北大工学部の対応 1989年
・中性子検出 1989年
・中性子検出の発表 1989年
・学会の対応 1989年
・閉鎖セル 1989年

第2章 試行錯誤
・阪大、高橋 1989年
・追試フィーバー 1989年
・中性子の検出 1989年
・NTTの山口、中性子を確認 1989年
・山口、常温核融合を知る 1989年
・山口、試料の異常発熱 1989年
・岩手大学、山田の常温核融合研究 1989年
・東工大、沼田と常温核融合 1989年
・名大、鎌田の取り組み 1989年
・静岡大学、小島のスタート 1989年
・第1回常温核融合国際会議(ソルトレークシティ・米) 1990年3月
・水野の閉鎖セル 1990年6月
・水野の閉鎖セルからの異常発熱 1991年3月
・第2回常温核融合国際会議(モナコ・モナコ公国) 1991年5月
・水野、閉鎖セルからトリチウム発生 1992年2月
・高橋とマスコミ 1992年
・高橋のセルからの過剰熱 1992年
・岩村と常温核融合への取り組み 1992年
・第3回常温核融合国際会議(名古屋・日本) 1992年10月
・水野の固体電解質による実験 1992年5月

第3章 ついに実現した制御可能な核変換
・三菱重工、岩村のスタート 1989年
・岩村の本格的な参入 1993年
・日本の新水素エネルギーの取り組み 1995年
・岩村、独自の重水素透過制御法 1996年
・日本常温核融合会議の設立、山田の強い意思力 1997年
・水野の固体電解質から異常発熱 1993年6月
・第4回常温核融合国際会議(ハワイ・マウイ島・米) 1993年12月
・水野とオリアニの共同研究 1994年
・固体電解質からの反応性生物 1994年5月
・大森、電極に使った後の金属表面 1995年11月
・第6回常温核融合国際会議(北海道・日本) 1996年10月
・反応性生物とその発生機構 1996年
・プラズマ電解 1997年7月
・第7回常温核融合国際会議(バンクーバー・加) 1998年4月
・第8回常温核融合国際会議(リレーチ・伊) 2000年5月
・第9回常温核融合国際会議(北京・中国) 2002年5月
・第10回常温核融合国際会議(ボストン・米) 2003年8月

第4章 ここまで解明された反応機構
・種々の常温核融合実験
・常温核融合とは
・制御可能な核変換
・アーサー・C・クラークの予言 2001年1月
・バブル核融合 2002年

第5章 着実に進む常温核融合研究
・凝縮体核科学国際学会の発足 2004年3月
・第11回常温核融合国際会議(マルセイユ・仏) 2004年11月
・岩村の研究が日経新聞に 2004年12月
----------------------------------

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sekkeiseizo.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/571

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

プロフィール:佐鳥 新

北海道工業大学 電気電子工学科 助教授、北海道衛星株式会社 代表取締役社長、NPO法人宇宙空間産業研究会 理事長、有限会社Catch the Dreams 代表取締役、有限会社先端技術研究所
東京大学工学系研究科航空宇宙工学専攻にて博士課程取得後、宇宙科学研究所(現JAXA)の助手となる。大学院時代から宇宙科学研究所にて小惑星探査衛星「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンや次世代推進として期待される反物質推進に関する研究を行った。当時の所長が道工大に赴任したこともあり、1998年10月から北海道に移る。1998年に有限会社先端技術研究所を設立しマイクロ波エンジンの開発に着手し、2004年3月に完成させた。2003年4月から福島氏と共に北海道衛星プロジェクトを立ち上げ現在に至る。

プライバシーポリシー
メールマガジン送付受付中