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東京ショールームめぐり
コーナー紹介
「東京ショールームめぐり」では、企業としての発信のみならず、企業全体の今後を指し示すようなコンセプチュアルな提案を行っているショールームを独自の視点と切り口でセレクトします。驚きの最新機器や知られざる名コンテンツなど、実際に足を運ぶことで「ものづくり」のヒントが得られるような紹介記事を掲載していきます。
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コクヨ株式会社 東京ショールーム

コクヨ株式会社 東京ショールーム

kokuyo

コクヨ株式会社 東京ショールーム
http://www.kokuyo.co.jp/showroom/tokyo-sr/
営業時間:平日:9:00〜17:30
定休日:土日、祝日及び年末年始
入場料 :無料
所在地:〒108-8710 東京都港区港南1丁目8番35号
ショールームの見学予約、展示品の有無の確認等に関する問合せ
03-3474-6006(受付時間 9:00〜17:30)

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交通とビジネスの拠点として、現在も発展を続けている街、品川。品川駅は2003年に東海道新幹線が開通、2004年には成田空港へ通じる成田エクスプレスの横浜方面発着の列車が停車するようになり、東京の玄関口となった。その品川駅港南口を出るとすぐ左手に、2005年10月に創業100周年を迎えたコクヨの品川ショールームが見えてくる。今回はこの社屋の3・4階を占めるコクヨ東京ショールームをレポートする。


コクヨショールームの歴史は1969年大阪で完成した本社新社屋に始まる。
八階建の新しい本社ビルは、階別に入居した職種のイメージにあったカラーのオフィス家具で構成され、当時の一般オフィスの水準より一歩進んだ「モデルオフィス」としてコクヨ製品を中心に整えられた。
訪れた客はオフィス内で社員が働き、コクヨ製品を使用する様子を見学できる、いわば生きたショールームだ。「ライブオフィス」として登録商標もされたこの取り組みは、世界的にみてもユニークな試みとして高い評価を受け、家具メーカーとしてのコクヨと、その提案力を強く印象づけることになった。
そして1979年、品川に完成した新社屋に続き、1982年には東京ショールームが開設されることになる。こちらも当初はやはり「全館ショールーム」「ライブオフィス」を方針としていたが、社員の増加や個人情報保護法の成立などに伴い、現在はオフィスと分離させた、3・4階がショールームとして公開されている。

kokuyo kokuyo
kokuyo kokuyo
広いフロアにはオフィス家具に対するイメージが一変するほどカラフルな製品が並ぶ

規模の大きさ、充実した展示内容、立地条件の良さなど、いくつもの好条件を揃えたショールームは、当然ながら多くの見学客が訪れる。その数なんと年間二万人以上。
客層は営業担当者に案内されてくる顧客、設計事務所、デザイナーなどが多いが、意外なことに、ゼミの授業の一環として訪れる大学生や、校外学習や修学旅行の見学先として訪れる中高生もかなりの数に上る。黄色い帽子を被った近隣小学校の生徒達が見学していったこともあるという。このためショールームではウェブサイトに校外学習コース用の予約フォームを設け、ショールーム見学以外にもユニバーサルデザインや環境についてのセミナーを行うプログラムを用意している。
(校外学習コース予約フォーム
 http://www.kokuyo.co.jp/showroom/tokyo-sr/app_study/)
事前に予約しなくとも、ショールーム入り口のコンシェルジェカウンターでチェックインすれば、誰でも自由に見学することができる。近くまで来たついでに飛び込みで立ち寄ることも可能だが係員から案内を受けたい、相談したいことがあるという場合には予約が必要になる。
こちらも予約受付フォームが用意されており、そこから申し込むことができる。
(ショールーム見学予約フォーム
 http://www.kokuyo.co.jp/showroom/tokyo-sr/app_reservation/)

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シンプルな会議室用家具から重厚な応接室用家具まで、イメージに合わせて選ぶことができる

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オフィス以外にも学校や医療機関を模して展示されたスペースがある

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昨今着目する企業が多いリフレッシュスペースのための家具

コクヨショールームが校外学習の場として使われる理由に「ユニバーサルデザイン」という考え方がある。現在、小・中学校では子供達が自ら学び考える力を育成することを目的とした「総合学習」の時間』が設けられており、その中でユニバーサルデザイン・環境は、 関心の高いテーマとして取り上げられることが多い。
ユニバーサルデザインとは、性別や障害、年齢といった枠に関係なく、すべての人が暮らしやすく使いやすくなるように考えて、生活環境や製品をデザインするという概念である。自らも車椅子利用者という立場であった、アメリカ・ノースカロライナ州立大学ロン・メイス博士によって提唱された。
「すべての人にとって、美しく、できるだけ広い領域で利用しやすいものであるように設計する」というロン・メイス博士の考えは、コクヨの企業姿勢にも通じるもので、新しく開発する製品だけでなく、既存の製品もが、「多くの人が自由に使えるか」という観点から見直さされることになった。とはいえ、特殊なものをつくるのではなく「ふつうのものを多くの人が使いやすいようにする」という考えのもと、より安全で人にもやさしいデザインを追求したのである。
「少しでも不安、不満、不都合があれば、できるかぎり改良する」、これがコクヨのユニバーサルデザインについての理念である。

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ショールーム3階コンセプトフロア「ネクスト100/ヒストリー100」

4階ショールームはプロダクト製品を中心に、椅子やテーブル、収納用品といった家具がメインだが、3階コンセプトフロアは4つのゾーンに分けられ、それぞれのテーマに沿った展示が行われている。まず2005年に迎えた創業100周年記念として設けられたコクヨ100年の歴史を振り返り、次の100年への想いを巡らせる「ネクスト100/ヒストリー100」のゾーン。
コクヨが提唱するエコロジーとユニバーサルデザインに関連した製品が展示してある「エコロジー/ユニバーサルデザイン」のゾーン。オフィスの必需品であるパーティションを豊富に取り揃えた「パーティション」のゾーン。そして、エグセクティブのためのワークスペースを提案する「Bene/プレゼンテーションスタジオ」のゾーンと、非常に見応えのあるフロアだ。
また校外学習コースで団体が訪れた時などに使用されるセミナールームも併設されている。

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おなじみの文房具やコクヨの環境問題への取り組みに関する展示もある

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コクヨは家具だけでなくオフィスという空間全体やそこでの働き方を提案している

コクヨの企業理念は「商品を通じて世の中の役に立つ」。社会や働き方が刻々と流動する中でもその考え方だけは変化することなく貫かれてきた。2005年に定められたブランドメッセージでは「ひらめき・はかどり・ここちよさ」と謳われている。顧客の声に耳を傾け、さらに次の頂上へと歩みを進めたいという思いが託されたメッセージである。
「ひらめき・はかどり・ここちよさ」を提供することを喜びとするコクヨの東京ショールームは、訪れる側にもまた多くのものづくりのヒントを与えてくれるだろう。
「”あの製品が見たい”といった明確な目的を持って訪れるだけでなく、プランやイメージが固まらない段階でも、気軽に足を運んでコクヨの製品に触れ、発想のきっかけを得ることに役立てていただければ嬉しいです」とショールームの広報担当者は語った。


コクヨ株式会社 http://www.kokuyo.co.jp/

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